「雅也!大分じいちゃん、意識が無くなったって!」
帰省当日に、父からの連絡。
27日に会いに行くことが決まってたのに。
明日には大分に到着するので、それまで待ってて欲しい。
もし間に合っても、もう会話はできないことは分ってる。
でも、手を握って「雅也だよ!」って言いたい。
そして、
羽田空港に向かうリムジンバスの中、
大分のじいちゃんが旅たっだという連絡を受けました。
今は、出発便を待つ、羽田空港内のラウンジ。
身内の「死」というものを一度も経験した事がなかっただけに、まだ実感がない。
プライベートな事を、わざわざブログにする必要はないんじゃない?という声が頭の中にある。
だけどそれと同時に、今の気持ちを残しておきたいという気持ちも。
亡くなったという連絡を聞き、じいちゃんに対して、一番最初に思ったことは、
お疲れ様。
そして
ありがとう。
だった。
戦争を経験し、乗り越えたじいちゃんのおかげで、今の自分があるんだよね。
そりゃ、感謝しかないよね。
自分が生きている限り、会いに行けばいつでも元気に迎えてくれるって、どこか思ってたんだよね。
最後に顔をだしたのが3年前。
小さなグラスに、お互いビールをつぎあって乾杯したんだよね。
耳が遠いから、会話という会話はできなくなってたけど、それでも色々と話せばよかったなぁ。
肩でも揉ませてもらえばよかったなぁ。
元気でいてくれてありがとうって紙に書いてでも伝えればよかったなぁ。
今更だけど、この世に生を受けた以上、必ず終わりがあるって事を初めてリアルに感じてるかも。
今この瞬間も確実に終わりに向かって進んでるんだよね。
自分の命もそう。
家族の命も。
いつもお世話になっている大切な人の命も。
寂しさ、悲しさをしっかりと感じつつ、それ以上に今自分が存在して、素敵な人たちに囲まれている事に感謝できる機会になるといいな。
大分のじいちゃん
ありがとう。
続きは、直接言わせてもらうね。