こんにちは。楢崎です。
これまでに、自分がWEBデザインを提出した回数は350回以上。
ここで言う提出は最初にTOPページデザインを出すことを言っています。
今でも、デザインを提出瞬間は緊張しますよね。
せっかくなら一発でOKをいただきたいと思うので、今日はTOPページデザインでOKをいただきやすくなる方法をお話ししますね。
OKをもらうAさんと、もらえないBさん
前の制作会社で、毎回デザインOKをもらうAさんと、なかなかOKをもらえないBさんがいました。
ぱっと見のデザイン技術でいうと、そこまで大きな差はないのですが、圧倒的にAさんはスムーズに話が進むんです。
自分は明らかにその違いが分かりましたが、通らないBさんはまるで分っていなかったので、自分は質問しました。
(楢崎)ここのくすんだ色って、何でこの色にしたの?
(Bさん)何でと言われても・・・。
(楢崎)このフォントを採用した理由は?
(Bさん)何でと言われても・・・。
(楢崎)ここのフォントをサイズは?
(楢崎)ここの余白は?
(楢崎)ここのボタンの色は何でオレンジに?
(楢崎)なんでこのイラストを採用したの?
(Bさん)・・・。
これ、イジメでも詰めているわけでもないんです。
デザインをするのに根拠がないと、提出時に相手が喜ぶ説明ができないんです。
・サイト全体は白を基調とし、社長の会社のロゴカラーを指し色にしました。
・対象となる年齢層が60歳以上とのことでしたので、フォントサイズは大きめにしています。
・全体を手作り感のあるナチュラルな雰囲気にしたかったので、手書き調のイラストを使いました。
・洗練された雰囲気にするために、余白を多めに取り、ホワイトスペースを大切にしています。
・今回フォントサイズを13pxと小さくして、あえてゴチャゴチャと見せている理由は、何だかこのサイト、情報量が多いぞと見せるためです。
などなど、書きだすときりがありませんが、提出するデザインのどこを聞かれても根拠がある必要があるんです。
それを実践していたのがAさん。
デザイン提出時のメールには
・〇〇社長が好きとおっしゃっていた、上品なこげ茶をサイト全体に使わせていただきました。
・1分1秒を争う緊急性の高い状況で調べられるからといってサイトの色で「赤」を採用すると、見る人はさらに焦ってしまうかと思い、ここはあえて落ち着いていただけるようにこの「青」を採用しております。
など、デザインの重要な個所においての説明文を必ず添えていたんです。
クライアントは、「な~るほどね~~~。そこまで考えてくれてありがとう!」
になるわけです。
全力で作るTOPページデザインでNOをもらう一番のデメリットは、
お客さんがNOモードになり、制作全体のペースがガクンと落ちること。
ここもっと文字を大きくして!
ここの色、同じピンクでももっとビビットな感じで!
写真の切り抜き方、こうじゃなくて・・・。
こんなやり取りが始まると、デザイナーのモチベーションも下がるし、クライアントも何で伝わらないのモードになるして、どちらも疲れてしまいます。
大切なのは、
根拠のあるデザインを作り、一発で満足度の高いOKをいただくこと!
そうすれば、後は「いいね~~」「さすがだね~~~」とトントン拍子で進みますよ。
今日も最後まで読んでくれてありがとう!!