事業を継続するって、決して簡単ではなくて。
シンプルに考えると、お客様に喜んでもらって、その報酬としてお金をいただくことの繰り返しなんだけど、そこに健康の問題や、スタッフさんとの人間関係や、時に政治や諸々の問題が起こりうるんだよね。
自分は未来を予言するような力はないけど、直観力はかなりあって。
お店を訪問した時「あれ?このお店大丈夫か?」って思ったんだよね。
パット見、外観も程々にキレイ。スタッフさんの対応もいい。料理の味もいい。
それなのに、自分が感じた違和感。
今日は半年前に訪れたあるお店の話をさせてもらいます。
味も接客も大満足で帰ろうとしたときに起こった事件
クライアントの訪問で数か月に1回ほど通る道に、ポツンとある飲食店。
初めて行ったときの印象がよかったので、その日も一人で遅めのランチをしていました。
大満足!!と思って帰ろうとしたその時。
業者さんから夜用の食材が届くタイミングと重なりました。
業者さん:「この辺でいいですか?」(多分置き場所の確認)
店主:「何でこんな時間に来てるんだよ!おせーよ!!」(明らかに不機嫌)
自分はこの店主の言葉遣い一つで、色んな事を感じ取りました。
客である自分に対してはニコニコ。だけど立場の違う人に対しては厳しい。
お店に限らず会社でも、そういうスタンスの経営者の所って長く続かないんですよね。
もしかしたら、業者さんと長~~~い関係があった上での会話かも知れない。
だけど、言葉から感じるエネルギーは「感謝」ではなく「怒り」だったんだよね。
自分が心配する事ではないけど、大丈夫かな?と思いながらその日は店を出ました。
その半年後、お店は廃業
それから半年後、いつものようにお店に寄ろうとすると、駐車場に入れないようにロープが張られてて、店の入り口には貼紙が。
車に乗ったままだと近寄れないので、わざわざ読みには行きませんでしたが、お店全体から感じるオーラは、少し休暇をいただきます。というものではなく、明らかに廃業でした。
業者さんへの対応が悪いからという理由で廃業したわけではないのは分かります。
だけど、応援される人ってもし何かが経営の危機が訪れても、周りが倒れさせないんですよね。
例えば、危機を知ったお客さんがいたら、「自分月一だったけど、少しの間、毎週通いますから!!」って言ってくれたり、取引業者への支払いが遅れそうだったら「支払いは待つから、一緒に店を立て直そうよ!」とか、そうなる可能性があるんですよね。
あなたの生き方が素敵だったら、廃業しそうでも周りが廃業なんてさせないんですよね。
だって、周りは分かってるんです。
その人が世の中に提供する価値の凄さ大切さを。
何度かしか行った事のないお店で、自分がいきなり「さっきの業者さんへの対応、あれはダメでしょ?」なんて言われたら、絶対に嫌だと思って言わなかったけど、せめて自分と知り合えている方には、この出来事が何かの参考になればと思い、書かせてもらいました。
それにしても、あの味。。。
もう一度味わいたかったな・・・。