先日書いた記事
を、日本大学自転車部の大先輩が読んでくださり、
OB会の会報に一部書かせていただくことになりました。
どこで誰の目にとまるかって、分からないものだよね。
で、何を書こうか?と思っていきなり思いついたので、先にブログにまとめておきます。
真面目な会報に使うものなので、ちょっと丁寧に書こうかな(いつもは丁寧じゃないんか~~~い!(笑))
小さな成功体験が切り開いた未来
自分の人生を大きく変えた日っていつだろう?
と考えたとき、自分には忘れられないレースがある。
大学3年の時、長野県かりがね自転車競技場で開催された全日本学生選手権大会。
自分はケイリン種目に出場。
全国大会で一度も入賞したことのない自分が、このレースを勝ち上がれば決勝戦に行けるという初めての状況。
準決勝の組を見ると、そこには学年が一つ上の坂口卓士先輩(現在も競輪選手としてご活躍中)
正直、力の差もあるし何より先輩。
勝とうと思っても勝てない可能性が高い中、レースに臨む。
レースは終盤。第4コーナー手前、坂口先輩は自分よりもインコースに。
このままの流れで行くと、ゴール直線勝負で自分は負けるであろう展開。
そんな中「楢崎行け~~~!」というような、先輩からの声だったのか合図だったのか、今では何だったのか思い出せないのですが、明らかに自分に届きました。
坂口先輩がインコースから他の選手を抑えてくれたおかげで、自分の前にはゴールラインまで一直線の道が。
無我夢中で走り、坂口先輩のおかげで自分は決勝に進出。
そして先輩は準決勝敗退となりました。
その大会で初めて全国大会入賞をさせていただいたのですが、そのときに掴んだのは入賞という結果だけではなく大きな「自信」でした。
そこから大学4年時に全日本アマチュア選手権4位 全日本選手権5位入賞をすることができたのですが、日大自転車部からするとどれも決して喜ぶことのできない成績かもしれません。
しかし自分は、あの日、坂口先輩と走ったレースのおかげで得た「自信」のおかげで掴む事のできた結果だと思っています。
現在は、2015年から埼玉県でフリーランスのホームページ制作会社をしておりますが、今自分が仕事を通じてしていることは、ホームページという見た目を整える事ではなく、
お客様に「自信」を感じてもらう事です。
ホームページ制作を通じ、商品やサービスが売れる事による「自信」や、自社の魅力を引き出し再確認していただくことで得られる「自信」など。
どんなに小さな「自信」でも、自分が経験させていただいたように、後に大きな「自信」につながることで、お客様と一緒に様々な奇跡を体験しております。
これからも、大学時代に経験させていただいた多くの事を人生の土台にし、自分を通じ、一人でも多くの方に喜んでいただければと思います。
最後に、日々の練習に付いてきてくださった竹花敏総監督、井上監督。
自分の脚質を見てケイリン種目へ転向することをアドバイスいただいた遠江先輩。
同じ九州の後輩という事で、いつも目にかけてくれた江下先輩。
自分に大きなきっかけを作ってくださった坂口先輩。
厳しくも愛を持って接してくださった先輩方。
辛く楽しい大学時代を支えてくれた、青沼、清水、前川、後藤、池田、運天。
これまで日大自転車部を築いてくださったコーチ、諸先輩方。
自分を慕ってくれた後輩たち。
そして、父、母にあらためて感謝し、自分の話を終わらせていただきます。
ありがとうございました。